ホラーシリーズ No.2

Army of Darkness (1992)   ―The first half

 

The last part of EVIL DEAD trilogy
by Sam Raimi with Bruce Cambel

EVIL DEAD 三部作最終章(邦題:キャプテン・スーパーマーケット)  ―前半



ホラーシリーズの2はサム・ライミ&ブルース・キャンベルの「Army of Darkness」をとりあげました。
この映画には「デイレクターズ・カット」と「劇場公開」の二つのバージョンが存在し、それぞれラスト・シーンが異なります。サム・ライミ監督により作られたデイレクターズ・カット版のラストが、一般公開作品として適切でないと考えた映画会社側が差し替えを要求し、劇場公開版のあのラストがつくられたということです。「デイレクターズ・カット」版はそのためアメリカ本国には無く、かろうじて英国と日本で発売されたビデオまたはレーザーデイスクで観ることができるということです。

ところで、この二つのバージョンでは、もう一箇所注目すべき異なる部分があります。
それは、自分の悪の分身「エビル・アッシュ」を殺した「グッド・アッシュ」がつぶやくコトバです。
デイレクターズ・カット版では「Good... bad... I'm the guy with the gun.」劇場公開版では「I ain't that good.」となっています。



ストーリーは、中世のイングランド、なぜか捕らえられて連れていかれるアッシュの姿からはじまります。

Ash: (Voice Over)
My name is Ash and I am a slave.
it the year is 1300 AD and I'm being dragged to my death.
It wasn't always like this... I had a real life, once. A job.
(アッシュの声)
私の名前はアッシュ。奴隷。紀元1300年の今、死に向かって引きずられて行く。
以前はこんなんじゃなかった。ちゃんと生活していて、仕事もあった。

回想シーン。S―マートの日用品売り場で働くアッシュ。

Ash: Umm, hardware isle 12. Shop Smart. Shop S-Mart
I had a wonderful girlfriend, Linda.
(アッシュ)日用品コーナー。12番売り場。スマートな店、S―マート。
ステキな恋人リンダもいた。


回想の回想。アッシュとリンダ、山小屋で。(Evil Dead 2 から)
(セリフではありませんが、「死者の書」との関連と、アッシュの手首に取り付けたチェーンソーの由来がわかるアッシュの独白です)

Ash: (Voice Over)
Together we drove to a small cabin in the mountains.
It seems an archaeologist had come to this remote place to translate and study his latest find: Necronomicon ex Mortis, the Book of the Dead.
アッシュの声)
リンダと2人で山の中の小さな小屋にドライブした。
そこには、それまで1人の考古学者が来ていて、なにか新しく発掘したものの研究と翻訳をしていたようだった:それは「Necronomicon ex Mortis」、死者の書だった。


Bound in human flesh and inked in blood, this ancient Sumarrian text contained bizarre burial rites, funerary incantations and demon resurrection passages.
It was never meant for the world of the living.
The book awoke something dark in the woods.
It took Linda, and then it came, for me. It got into my hand and it went bad, so I lopped it off at the wrist.
But that didn't stop it. It came back.
人間の肉で綴じられ、血で書かれたこの古代の書は、奇怪な埋葬の儀式、葬式の呪文、そして悪魔の復活の章などから成っていた。
生きている人間には全く意味のない本だった。
この書が森の中のなにか闇の存在を目覚めさせた。
それはリンダをさらい、そして私の元にやってきた。私の手にとりついたので、私はその手を手首から切断した。
しかしそれは私に襲い掛かることを止めなかった・・


ここで、最初のシーンに繋がります。Evil Dead の魔力により、中世イングランドの荒野に放りだされたアッシュ。
その場を支配しているアーサー王に捕らえられてしまいます。

Ash: Where in the hell?
I don't know how I got here and uhhh and I'm not lookin' for any trouble.
(アッシュ)ここは一体どこなんだ?
どうやってここに来たんだ?トラブルはごめんだ。

Arthur: Wiseman!
(アーサー王)賢人!

Wisman: My Lord, I believe he is the one written of in the Necronomicon.
(賢人)王様、この男は「死者の書」に書かれていた男に違いありません。
He who is prophesied to fall from the Heavens and deliver us from the terrors of the Deadites.
彼こそ、天から降りてきて我々を死霊の恐怖から救うと予言された男です。

Arthur: What? That buffoon? Likely he's one of Henry's men. I say to the pit with him!
(アーサー王)なんだって?あの馬鹿者が?奴はヘンリーの手下だろう。穴に連れていけ!

Men: To the pit! To the pit!
(家来たち)穴に連れていけ!

Arthur: To the pit!
(アーサー王)穴に連れて行くんだ!


Ash: You miserable bastard!
(アッシュ)哀れな間抜けめ!

一行はアーサー王の城にやってきます。
そこで、アッシュは、一緒に囚われてつれてこられたヘンリーから声を掛けられます。

Henry: You sir, are not one of my vassals. Who are you?
(ヘンリー)貴方は私の部下ではないな?誰なんだ?

Ash: Who wants to know?
(アッシュ)そういうお前は誰だ?

Henry: I am Henry the Red, , Lord of the Northlands and leader of its peoples.
(ヘンリー)私はヘンリー・ザ・レッド。ノースランド王でこの者達の君主だ。

Ash: Well hello Mr. Fancy-pants. I got news for you pal, you ain't leadin' but two things right now. Jack and shit... and Jack left town.
(アッシュ)へえ、そうかい、この気取り屋め。お前に言いたい事がある。お前は指導者なんかじゃないさ。ただの間抜けだ。

そこにアーサー王がやって来て、捕虜のヘンリーに話し掛けます。

Arthur: There is an evil awakened in this land... and while my people fight for their very souls against it, you Henry the Red wage war on us.
(アーサー王)この地で悪魔が目覚めた。そして私の軍隊がその悪魔と戦っている時に、ヘンリーおまえが我々に戦をしむけてきたんだ。

Henry: It was you who first turned your swords on us! And this evil has befouled my people as well.
(ヘンリー)戦いを仕掛けてきたのはそっちだろう!その悪魔は我々の軍隊をも襲ってきたんだ。

Henry: Your people are no better than the foul corruption that lies in the bowels of that pit.
(ヘンリ―)お前の軍隊は、その穴の中の怪物たちと同じようなものだ。

Soldier: Right, you're no better
(兵士)そうだ、同じようなもんだ。

Arthur: May God have mercy upon your souls.
(アーサー)お前の魂に神の慈悲があるように。

アーサー王達が言っていた「穴」とは、その下に怪物たちが棲息している恐ろしい深い穴のことです。アーサー王は、捕虜達を1人ずつこの穴に投げ込み、怪物たちと戦わせようとします。ところが、最初の捕虜(ヘンリーの家来)が投げ込まれて暫くすると、その穴からその家来の血が噴水みたいに吹き上がってきました。それを見たアッシュは、アーサー王とそしてヘンリーに、

Ash: Whoa! Whoa! Wait a minute. Hold it. W-wait a minute. Y-you gotta understand, man. I-I never even saw these assholes before.
Henry you gotta tell 'em you don't know me. We never met. Tell him.
(アッシュ)ちょ、ちょっと待て!よく聞けよ、俺はこの間抜け野郎たちに会った事もないんだ。
ヘンリー、奴らに俺を知らないと言ってやれ。会った事もないと。


Henry: I dunna think he'll listen lad.
(ヘンリー)聞く耳を持たないさ。
Ash: Look, I'm telling you. You got the wrong guy. You've got the wrong guy.
(アッシュ)おい、聞けよ、俺は関係ないんだったら!

ところが、アッシュは、彼に兄を殺されたと勘違いした女性によって、穴の中に落とされてしまいます・・

しかし、脅威のパワーと戦略、そして切断した手首に取り付けたチェーンソーで怪物たちを倒し、無事穴から這い上がってきたアッシュ・・・「靴紐がほどけているぞ」とだましてアーサー王を殴り倒したあと、遠巻きにする家来達に向かって、

Ash: Alright. Who wants some? Who's next? Huh?
How 'bout it? Who wants some? Huh?
Who wants to have a little?
You. You want some
more? Huuuh? You want a little? Do ya? Huh? You want some more?
(アッシュ)よーし、次は誰だ?戦いたいのは?
お前か?殴られたいのは?誰だ?次は?


と言いながら、捕虜になっているヘンリーのところに行きます。

Huh? Huh? Hh! Now get on those horses and get out of here. Let 'em go.
(ヘンリーに)馬に乗って、ここから逃げろ!(アーサー王の家来達に)行かせてやれ!

Henry: Ahahhahahahahaha.
(ヘンリー)ああーー

Arthur: Halt!
(アーサー王)止まれ!

Henry: Thank you generous hosts!
(ヘンリー)寛大な心使いに感謝!

Arthur: Sword boy! For that arrogance I shall see you dead.
(アーサー)剣を!傲慢な奴め!死ね!

アッシュに向かって振りかざされる剣。とりまく中世の騎士たち。しかしここで突然アッシュが拳銃を発砲します。

Ash: Yeah. Alright you primitive screwheads, listen up. See this?
This is my boomstick! It's a twelve gauge double barreled Remington,
(アッシュ)いいか、役立たずの原始人ども、良く聞けよ、これが見えるか?
これが俺の鉄砲というやつだ。12ゴーズ2連式レミントンだ。


S-Mart's top-of-the-line. You can find this in the sporting goods department.
That's right. Shop Smart. Shop S-mart. Ya got that?!
(アッシュ)Sマートの人気商品だ。スポーツ用品売リ場で手に入る。
そうだ。良い買い物を!S―マートで買い物を。わかったか?


Now I swear, the next one of you primates, even touches me... Ya!
(アッシュ)いいか、原始人ども、俺に触ったりしたら・・撃つぞ!

Now, let's talk about how I get back home.
(アッシュ)さて、元の世界に帰る方法を考えるとしよう。


EvilDead2 で、禁断の「死者の書」を紐解いてしまったため、闇の力によって中世イングランドに送られてしまったアッシュ。かの地の軍隊に包囲されながらもサバイバルを果たし、さて、
元の世界の、スーパーマーケットの店員に戻る方法を考えはじめます。

後半に続く。(02/10/29)